若いうちはトラブルになることはあまりないと思います。髭が徐々に勢力を伸ばす30代になり、代謝も低下し始めると色々なトラブルが出てくるのです。
私の場合は鼻下を抜いて処理していましたが、20代の頃は女の人より毛はなく綺麗でツルツルでしたが年をとるごとに気になることがどんどん出てきました。
毛を抜いて処理して一番起こるトラブルは「埋もれ毛」ではないでしょうか?鼻下などの毛は一本一本が太く根強いため、その毛をピンセットやヒゲ抜き機で強制的に抜くと途中で毛が切れて肌が傷つきます。そして傷ついたお肌はヒゲが生えてくる前に再生します。その際に毛穴の入口を皮膚自体が覆ってしまうため毛が埋没し「埋もれ毛」が出てきてしまうのです。
埋もれ毛の処理はとても大変です。皮膚の下に毛があるため、まずその毛をほじくり返す作業が必要ですし、鼻下など目立つ部分や皮膚が敏感な部分は血が出たり傷が残ったりと毛を抜くだけなのに大変なことになってしまいます。
又、抜き続ける処理をすることで、抜いた後に肌ににきびのようなものができたことはないでしょうか?特に鼻下など他人に見られると恥ずかしい部分だと嫌ですよね。
その赤い膨らみの名は「毛嚢炎(もうのうえん)」と言われるものです。毛を抜いた際に毛穴の中(毛包)に傷がつきます。傷って細菌が入りやすいって聞いたことありませんか?
そう、その毛穴の傷に細菌が侵入し、その結果毛根の周りが腫れ、化膿したりする事をいいます。ニキビは角質が詰まっている感じですが、毛嚢炎は毛穴の中に膿が溜まった状態をいいます。
さらに抜いて後悔することの一つに「色素沈着」があります。
肌が白ければ白いほど目立つのが色素沈着ですね。毛を抜いて処理した後が黒ずんだり、赤みがかかった色になったりと大変なことが起こります。そこにはメラニンやヘモグロビンなど男からしたら、あまり聞きなれない言葉が関係しています。
黒色色素沈着はメラニンという色素が絡んでいます。シミや日焼けなどの原因だと聞いたことはないでしょうか?メラニンは肌が刺激を受けた際に作られ、肌を守る役目をしているのですが、鼻下などの毛を抜いた際起こった炎症から肌を守るために作成されます。一回や二回など数えられる回数なら色素沈着が起こることはそうそうありません。ですが塵も積もり続けることで、その結果沈着してしまうのです。
また赤みがかかった色素沈着にはヘモグロビンが関わっています。理科の授業で聞いたことはあるかもしれませんが、血管の中で酸素を運ぶ役割を担っています。そのヘモグロビンがなんで関係しているのか。毛をむりやり抜くと、毛細血管が近くにあるため破れてしまうことがあり、血液に含まれるヘモグロビンが皮膚に沈着してしまうんですね。
トラブルに負けるな!なってしまったものは仕方ない。
先ほどトラブルをいくつか紹介しましたが、なってしまったものは仕方ありません。そこで見てしまった人が落ち込み過ぎないように対策案を紹介します。
まず「埋もれ毛」ですが、毛はどんどん伸びてくるので限界が来ると自然に排出されます。ですが長引くと炎症やかゆみもでてきますし、なりより鼻下などの目立つ場所に埋もれ毛はかなり恥ずかしいです。
埋もれ毛の治療は時間がかかります。なので自力で治すなら時間との勝負になってしまいます。画期的な方法もありますがそれは後ほど。
お風呂上がりや洗顔の際に優しくマッサージしたり、皮膚科で薬を処方してもらったりと手間が掛かってきてしまいます。
続いて「毛嚢炎」ですが、軽い症状の場合は特に何もしなくても治る場合が多いです。ただあちこちにあったり、痛みや腫れが多い重度の症状の場合は医師に相談に行かなければいけません。なので毛嚢炎は予防することが大切です。洗顔を雑にしない、抗菌石鹸で洗う、毛の処理道具をしっかり消毒することです。
こういう小さいことが大事なのです。
次に手ごわい「色素沈着」についてです。口の周りや鼻下など残ったら嫌な部分があると思いますが、薄い場合は皮膚は生まれ変わっていくので消えることもあります。ターンオーバーといわれることもありますね。なのでこのターンオーバーを促進させることが重要です。薄い場合は皮膚は生まれ変わっていくので消えることもあります。ターンオーバーといわれることもありますね。なのでこのターンオーバーを促進させることが重要です。促進にはビタミンCやビタミンA、B6を食事やサプリで摂るといいでしょう。又、最近では塗り薬も販売されていますね。
ただこれらの対処法は存在しますが、もともとの毛自体が無かったら毛を抜く行為も必要ありませんし、鼻下なら特に抜く部分なので毎日のめんどくさい行為が解消されると思いませんか?